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by hama_net
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2005年 04月 24日
DHV1-2
2005年 04月 24日 *
ブログサーフィンしてたら心を打たれた記事があったのでコピーしました



F1リーグというのは,JHFのJリーグやJPAのNリーグ・Oリーグよりも多くの参加者で賑わい,一般のパイロットが楽しみながら競技できるパラグライダーの大会です。登録できるのはDHV2-3以下の機体で,DHV1-2またはAFNORスタンダード認証を受けた機体は,F2クラスとして別途再掲されます。2004年のF1リーグ(全17戦)に登録した人は432名,うちF2クラスは104名。2003年は全17戦に397名(F2クラス82名),2005年は21戦予定で今の所272名(F2クラス73名)の登録者がいます。

 好成績の順に5つのタスクの合計点数で年間の順位を決めますが,2004年のリーグ戦では,DHV1-2機を操るH氏が総合で準優勝しています。彼は最終戦で逆転されるまではトップを走っていましたし,マジック3やオメガ6など,ほとんどコンペ機に近い高性能機を相手にして,この成績は本当に立派なものです。

 1-2機で上位機種に勝てたということは,彼が操る機体の性能が良かったというよりも,彼の飛び方が巧かった,腕が良かったと考えるべきだと思います。また,安全性の高い1-2機でも,上手に操れば高性能機を相手に競えるということを立証してくれたと思います。まったく同じ腕前の人が同じ条件で競うのであれば,性能がいい機体に乗る方が有利なのは当然です。性能の劣る機体で勝てるということは,高性能機に乗る人がその性能を使いきれていないということになるのではないでしょうか。今年の彼は同じ1-2機ながらF2クラスを辞退?してF1クラスとして戦っていますが,今後も活躍を期待したいと思います。

 1-2クラスから2クラス機に乗り替えた人の話で『1-2機は足がないから・・』とか『もっとスピードが欲しいから・・』とか『俺は競技指向だから・・』というような,もっともらしいことをよく耳にします。しかし,飛び方を見ているとパラグライダーの性能を使い切っている,上手く乗りこなせていると思える人は意外と少ないように感じます。いい飛びが出来なかった,人より早く降りてしまった,その原因を自分の飛び方の中に探さずに機体のせいにして,もっと良く飛ぶグライダーが欲しいという発想です。

 パラグライダーは自然の状況をよく観察し,経験や理論に基づいて自分で考え判断し,適切な操作を実行して目的の飛行を実現する,とても知的なスポーツだと思っています。飛び方の目的(タスク)を明確にして,その成果(順位)を客観的に比較できるのが『競技の場』です。安全に楽しく飛びながら,その成果を楽しむために,DHV1-2機で競技に参加してみませんか。そして,F2クラス参加者がF1リーグの過半数を占め,高性能機に負けず上位に食い込む事が珍しくなくなれば『アッパレ!』(笑)ですし,安易にDHV2や2-3に乗り替える人もパラの事故も減るのではないでしょうか?
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